うつには様々な種類がある|症状を知りうつ病を克服しよう

2人の女性

種類と特徴

手を広げる女性

2つに分類される

「鬱病」はその症状の現れ方により大きく“2つに分類”することができます。一般的に「鬱病」と称される抑うつ状態のみが現れるものと、「双極性障害」と呼ばれる抑うつ状態と躁(そう)の状態が両方起こるものです。うつ病はアメリカの診断基準であるDSM-5ではmajor depressive disorderとされており、これを日本語訳したものが「うつ病」であり、正式名称は「大うつ病性障害」と呼びます。 抑うつ状態のみが出る病気であり、原因として考えられているのが生活における様々なストレスであるため、近年患者さんが増加傾向となっていて社会問題とも言われています。主な症状としては気分の落ち込みや意欲・判断力の低下、物事に対する興味関心の低下といった心の症状と、体重の減少や疲労感及び倦怠感、不眠などいった身体の症状があります。 双極性障害は以前は「躁鬱病」と言われていたもので、非常に元気で自分は何でも出来ると思い込んでしまう“躁”の状態と、抑うつ状態という2つの状態が交互に現れる病気です。抑うつ状態のときの症状そのものは鬱病と同様であるため、鬱病と誤診されてしまうケースもあります。しかし双極性障害の抑うつ状態と鬱病のそれとではその原因や経過が異なり、薬や治療法も基本的には全く違うのです。

双極性障害の種類

双極性障害には主に3つのパターンがあります。まずは「1型」と呼ばれている躁状態と抑うつ状態の両方が出現するもの、次に「2型」と呼ばれる抑うつ状態と軽い躁の状態が出現するもの、そして特殊なタイプのものとして「ラピッドサイクラー(急速交代型)」が存在します。ラピッドサイクラーは1年間に4回以上再発を繰り返すことが特徴です。双極性障害は鬱病に比べて診断が難しいといわれており、その理由としては患者さん本人は躁状態のときは元気すぎるほど元気なので病気の症状だとは気付きません。また抑うつ状態になったときのみ病院を受診することが多いため医師も気付きにくく鬱病であると誤診されるケースが多いのです。鬱病と双極性障害では根本的な治療の方法が異なるため、双極性障害の患者さんに鬱病の治療や薬を処方しても改善することはないので、如何に早く双極性障害だと気付けるかが治療の明暗を分けることになります。これには家族や友人など周りの人間の協力が必要です。双極性障害の躁状態の元気さというのは“異常なレベルの元気”なので、例えばカードで借金をしてまで買い物をしたり、ギャンブルに全財産を注ぎ込んでしまったりと日常生活を脅かすことをやってのけます。この状態に周りの人間が気付き、出来ればその時すぐに病院に連れて行くことがベストですが、無理な場合はその様子をメモなどに記録し医師に伝えるなどすることにより誤診のリスクを減らすことができます。

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